花粉症について

2018年のスギ花粉の飛散

福岡地区のスギ花粉の飛散情報は(独行法)福岡病院で観測されています。

福岡県医師会のHP、はなこさん(環境省)HPに飛散情報がでています。

筑紫地区では甘木、夜須の方面からの飛散の影響が多いようです。スギ花粉の飛散個数とは屋上に設置された花粉測定器の1cm四方のなかに何個のスギ花粉があるかを示します。症状は個人差が大きく、体調でも大きな影響を受けます。

飛散開始は2月第1週くらいから飛び出しますが、雨が降ったり、雪や寒さによって、飛びにくくなります。天候に左右され、2月20日頃から3月10日頃までに数回のピークを迎え、消退していき、その後3月15日ごろよりヒノキ花粉の飛散が始まります。昨年(2017年)は飛散のピークで999個/cmでした。(2016:848個)(2015:466個)昨年の夏も暑かったので、今年も昨年並みの飛散といわれています。

花粉症の予防・治療
花粉症の予防・治療は飛散開始前から抗アレルギー剤を服用すると症状が軽くすむといいます、飛散後に起こる過敏性亢進を抑制する意義があります。
(重症になられる方では早めの服用が望ましいといわれています。) 

抗アレルギー薬( エバステル・デザレックス・ビラノア・サイザル・アレロックなど)抗ヒスタミン作用(眠気、口内乾燥、注意力散漫などで強弱、個人差があります。)
(車の運転、受験生は注意!デザレックス、ビラノア、アレグラ、オノンなどは眠気などなくてOK)

抗ロイコトリエン薬  鼻閉症状に効果的なもの(オノン、バイナス)や咳に効果的(オノン、アイピーディ)など特徴があります。

局所噴霧ステロイド剤(フルチカゾン、スカイロン、ナゾネックス、アラミストなど)は炎症細胞の活動を強く抑制し、即効性が期待できます。 

ステロイドというと副作用を気にされる方もありますが局所噴霧剤はまず安心です。 
 但し風邪をひいたりして膿性鼻汁の時はやめて下さい。その時はリボスチン点鼻液が良いでしょう。

花粉症の治療
花粉症の治療は、まずはマスク・眼鏡などで花粉との接触をさけることです。
花粉が鼻や眼の粘膜に付着し、花粉がはじけ内容物(アレルゲン)が溶けだしアレルギー反応が起こります。アレルゲン暴露後30分以内に起きる反応(くしゃみ、はなみず、 鼻づまり、目のかゆみ)と数時間後におきる反応(鼻づまり)が花粉症の症状です。 

症状のひどい時に飲む薬を処方しています。 抗ヒスタミン剤のセレスタミン(ステロイドとの合剤)です。個人差がありますが倦怠感、眠気があります。前立腺肥大、緑内障の患者さんには使えません。 セレスタミンはよく効きますが、ステロイドが少量含まれていますので、症状のひどい時にしてください。就寝前の服用が良いでしょう。半分に割って飲まれる方もあります。(飛散のピーク時に飲めばいいと思います。)

子供さんには抗アレルギー剤の点鼻液(ザジテン、インタール)を使います。 症状がひどいときには局所噴霧ステロイド剤(小児用フルナーゼ、ナイスピー)を使います。

眼の症状は、コロコロから目の玉を取り出したいほどかゆい方もおられます。鼻の症状が取れれば眼のかゆみが起こらなくなることもあります、 抗アレルギー剤の点眼液(インタール、クールウェイ、リザベン、リボスチン、パタノールなど)は症状を出なくしたり、予防的に使います。眼の症状がひどく、セレスタミンの内服も効かないときは ステロイドの点眼剤(フルメトロン)があります。眼圧があがる方もおられますので眼科受診をおすすめします。外出から帰ったら洗眼もお奨めです。

漢方薬も飛散量が少ないときには効果的です。主に小青竜湯を用います。

早めに予防ができずに、眼をこすったり、鼻を強くかんでいた方は炎症が持続し、眼や鼻の粘膜上皮細胞が荒れてしまい、粘膜の過敏性が亢進し、少量の花粉、タバコの煙、寒冷などの刺激によっても鼻症状がでます。

 アレルギー性鼻炎で症状がとれにくいものは鼻閉です。鼻がつまって苦しい方には血管収縮剤の点鼻液(トーク、トラマゾリン)を処方します。 習慣性があるので使い過ぎないようにして下さい。鼻閉に対しては内服(オノン、バイナス)電気凝固、レーザー治療、鼻中隔彎曲矯正、肥厚性鼻炎などの手術が必要になることがあります。


*花粉情報、天気予報に注意し、飛散が多い(天気の良い,風が強い)日は外出を控えましょう。外出時にはマスク、めがね、帽子を着用。毛織物などのコートは避け、すべりの良い生地の服を着る。外出から帰ったら上着などは寝室に持ち込まないように玄関で花粉を落とします。できたら玄関にハンガーを。

※室内に侵入した花粉は床にたまり、舞い上がります。こまめに掃除機、雑巾で除去して下さい。布団を干した時にも掃除機などで花粉を除去して下さい。就寝してからひどいことになります

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